反対討論
2016.3.23
日本共産党金沢市議会議員 大桑 初枝
私は、日本共産党市議員団を代表して、議会議案第34号 社会資本の持続可能な整備推進を求める意見書の反対討論を行います。
この意見書の中に述べている、国の第4次社会資本整備重点計画は、大都市圏の国際競争力の強化の名のもと、三大都市圏環状道路の整備や、国際コンテナ港湾の大水深バースの拡大など、無駄づかいと住環境破壊の大型開発を推進するもので、同意することはできません。
わが党は、老朽化した道路をはじめ、トンネル・橋梁の耐震化や老朽化対策を公共事業政策として最優先に行うよう国会で求めてきました。新規から、維持管理・更新に事業の力点を移す道路行政の転換が必要です。
地方創生の名のもと新たな大型公共事業を行えば、さらに財政を圧迫させるものとなります。
その結果、社会保障の切り捨てや、増税という悪循環を生みだすものとなります。
無駄な大型開発事業ではなく、生活密着型の公共事業への転換が必要です。
よって、本意見書には賛同できないことを表明し、討論と致します。