市役所の裏手には、樹齢200年にもなるケヤキの大木と、土の堤防《壁》が残る。
《旧西外惣構堀遺跡》
一見地味な遺跡だが、400年前の金沢城の歴史を紐解く一片だ。
金沢市指定史跡に、平成20年12月26日に指定されている。
ぜひとも、後世に遺したい。
※惣構
城を中心とした城下町を囲い込んだ堀(ほり)や、堀の城側に土を盛り上げて造った土居(どい)などの防御施設。
にも関わらず、
金沢市役所第二庁舎(建設予定)への地下通路(案)が通らなければ、
次は上空通路(案)が最適であると提示された。
その予算額、五億円。
金沢市役所庁舎と、新たに建設予定の第二庁舎をつなぐ ”連絡通路” だが、
その必要性には疑問が残る。
鞍月、辰巳用水の水を湛える、旧西外惣構堀。
連絡通路の必要性の議論や精査が充分になされないまま、
金沢市民の五億円もの血税を湯水に様に使い、
樹齢200年の樹木を引き抜き、加賀百万石の歴史に杭を打ち込み、遺跡を破壊する。
果たしてそれは許される行為なのだろうか?
9月定例月議会にて、森尾市議が、この第二庁舎建設問題に切り込みます。
質問日につきましては、今週末にお知らせします。