2022年7月29日
金沢市長 村山 卓 様
急激なコロナ感染拡大に伴う緊急対策についての要請書
日本共産党金沢市議員団
森尾 嘉昭
広田 美代
大桑 初枝
コロナ感染拡大が急激に広がり、7月27日県内の感染者が1776人(金沢市内933人)と過去最多となっています。感染者の急激な拡大によって、医療・介護現場では、あらたな困難が生まれていると共に、市民から不安の声が広がっています。
急激な感染拡大を抑え込み、市民の健康と命を守るための緊急対策をとるよう求めます。
1 県知事に対して、緊急対策として、病床、宿泊療養施設の確保、無料PCR検査の拡充、発熱外来を増やすための財政的支援、高齢者・障がい者施設で複数回による無料PCR検査の実施など医療・介護施設への支援について要請すること。
2 市長から、市民に対して、コロナ緊急対策を明らかにすること。
その内容として
第一に、急激な感染拡大を抑え込むための市民に不要不急の外出を控えるよう呼びか
けると共に、人が集まる行事・企画での対策強化、自粛などを関係機関に呼びかけること。
第二に、基本的な感染予防対策の徹底と、ワクチン接種の有効性・安全性、副反応などの情報発信を行い、必要とする人への接種が安全に行われるよう対策をおこなうこと。
第三に、コロナ陽性、濃厚接触者となった場合の基本的な対処についてお知らせする。
第四に、無料PCR検査の拡充、発熱等の場合の対処と相談窓口などをお知らせする。
3 コロナ陽性者の受け入れと治療、発熱外来、ワクチン接種、すこやか検診、日常診療と市内医療機関が懸命の努力を続けている。急激な感染拡大に伴い、医療従事者からも感染者・濃厚接触者が相次ぎ、医療現場の体制は深刻な事態が進んでいます。介護施設でも同様の事態となっています。市として、財政支援などその対策強化をはかること。すこやか検診について昨年同様に12月まで期間の延長を検討すること。
4 救急車による救急搬入困難事例(受け入れ医療機関への要請が4ヵ所以上かつ、現場滞在時間が30分以上)が今年に入って、毎月20件から60件近くとなっており、関係機関への協力要請を行うと共に、支援策を講ずること。
5 保健所での体制強化を図ると共に、自宅療養者へ電話などで相談・対応ができるよう対策を講ずること。