2022年10月5日
金沢市議会議長 高岩 勝人 様
議長就任祝賀会における発言の取り消しと陳謝を求める申し入れ
日本共産党金沢市議員団
森尾 嘉昭
広田 美代
大桑 初枝
去る9月24日、高岩議長の就任祝賀会が開かれ、その席上で、次のようなあいさつをされたと報じられています。
高岩氏はあいさつで日本の教科書問題に触れ、友人の娘が留学先で日本を「韓国と中国で国民を虐殺した悪い国」と話したところ、「友達がいなくなった」とのエピソードを紹介した。その上で、「(友人の娘は)自国を悪く言う人は『両親が共産党かテロリスト』と言われたそうだ」と指摘し、教科書の見直しを訴えた。
この発言は、重大な問題があります。
第一に、日本の教科書問題に触れて、引用された事例について、どこの国への留学なのか。高校生なのか。大学生なのか。そして、いつの時代の話なのか。根拠あるものとは到底言えるものではありません。
第二に、「(友人の娘は)自国を悪く言う人は『両親が共産党かテロリスト』と言われたそうだ」との発言を行ったことです。共産党とテロリストを一緒に扱い、非難した発言を取り上げるのは、間違った印象を与えるものです。
どこの国の共産党なのか不明ですが、日本共産党は、結党以来100年の歴史を持ち、日本の平和と民主主義、くらしを守って活動を続けています。テロリストとは、全く関係ありません。
以上のように、議長就任祝賀会での発言としては、問題があり、議長として責任が問われるものです。
よって、その発言を取り消し、陳謝するよう求め、申し入れます。
この申し入れに沿って、やりとりをし、高岩議長からは以下の発言がありました。
〇留学先はどこの国なのか?
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・友人の娘さんはオーストラリアに留学して、いろんな国の方と接する中で、どこの国の方からかわからないがそのように言われた。
・日本共産党のことを言っているわけではない。
〇金沢市議会議長として適切な発言をしてほしい。
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・今後、気をつけたい。