「松村理治議員の議員辞職勧告決議」が採択・可決されたことについて 日本共産党の声明

2020年6月22日
日本共産党金沢市議員団
森尾 嘉昭
広田 美代
大桑 初枝

 本日、6月22日金沢市議会本会議において、「松村理治議員の議員辞職勧告決議」が市議会自民党(副議長を除く7人)金沢保守(6人)日本共産党(3人)創生かなざわ(2人)の18人連名で上程され、自民党、公明党の賛成多数をもって可決・成立しました。

1 この問題をめぐって、市議会各代表者会議が繰り返し行われ、6月8日の本会議開会日、辞職勧告決議に関する動議の提出、その後の代表者・幹事長会議、政調会の会議等での議論を経て、本日「松村理治議員の議員辞職勧告決議」が可決・成立したものです。

この間、この問題が全国にも報道されると共に、市民から、500件を超える批判・抗議の電話やメールが届けられ、6月市議会には、市民から議員辞職勧告決議を求める陳情書が提出されました。こうした中で、本市議会が辞職勧告決議を可決したことは、市民の声を受け、議会としての決意を明らかにしたものとして、重く受け止めなければなりません。

2 私どもは、今回「松村理治議員の議員辞職勧告決議」が可決・成立したことを受け、議長を先頭に市民のみなさんに伝えると共に、松村理治議員が、真剣に受け止められ、自ら議員辞職されるよう強く求めるものです。

*わが党は、松村前議長の行動は、第一に、5月19日県から休業要請のあった市内のパチンコ店で3時間から4時間パチンコしていたこと。本人は、4月4日新型コロナウイルス感染が確認され、一か月入院。5月7日に退院し、その際、医師から2週間程度の自宅療養を指示されており、5月15日の金沢市議会総務常任委員会には、欠席していました。議長が本人に確認したところ、19日だけでなく、17日にもパチンコ店で1時間から2時間パチンコをしていたことが明らかとなりました。 第二に、2月25日市長と共に、松村議長(当時)の連名で、市民に対して新型コロナウイルス感染対策を呼びかける訴えを出しにもかかわらず、3月24日本会議において議長を退任し、3月26日退任する本市幹部職員など40名から50名と共に、宴会を開きいていたことが明らかにされました。こうした行動は、市議会に対する市民の信頼を著しく損い、金沢市議会基本条例第26条にうたっている「高い倫理観と品位を保持し、議員として誠実かつ公正に職務を遂行する」ことにもとる行為だと考え、自らが議員の職を辞するよう求めてきました。しかし、本人からは、これを拒否したことから、議会として議員辞職勧告決議を行うよう求めてきました。

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