新しい年度に入りました。
早速、さまざまな市民や市民団体が、新しい体制のもとでの各課と懇談や要望を届けるな
どしました。
5月10日は、「金沢市の国民健康保険をよくする会」のみなさんとともに、金沢市の
医療保険課と懇談しました。
保険証のとりあげなどで受診が手遅れになった事例などをもとに、会として市に申し入れ
改善を求めてきた経過の確認や、現状は議会でも確認された通り、「滞納があっても、受
診が必要な場合は短期証を発行し、まずは受診を優先する」ということを新しい課の体制
のもとでも職員や関係機関に徹底してほしいなど、話し合いました。
5月12日は、「教育運動連絡会」のみなさんと就学援助制度の改善を中心に、金沢市の
教育について懇談や要望を出しました。
団体のみなさんや、保護者のみなさんの粘り強い取り組みで、今年度いよいよ就学援助制
度が大きく改善をしました。
入学準備金の支給がこれまで8月であったものが、3月に前倒しとなり、額についても倍
近い増額となったものです。
具体的には、今年度の予算化なので、来年度入学の小中学生から適応されます。
懇談の中では、さらなる就学援助制度の改善などを求めました。
5月15日は、「金沢生活と健康を守る会」のみなさんとともに、生活保護の担当課の懇
談です。
保護世帯を担当するケースワーカーが、今年度1人増員となりました。
それでも、国の基準である80世帯/人cwを大きく上回り、93世帯/人であるのが実
情で、あと7人ほど足りないとの報告でした。
質問に対し、単身世帯や高齢世帯の見守りについての市の取り組み、不正受給については
金沢市では故意や悪質なものはないなどのお答えがありました。
来年2月から実施の「家庭ごみ有料化」については、ごみ袋の費用がさらに生活を圧迫す
れば、生活レベルが国が定める生活保護基準を下回るのではないかという意見もありまし
た。
市の職員と市民。立場は違いますが、市民団体のみなさんは現場の実態や声を市に届け、
市政を市民のためのもの、よりよいものにするために取り組んでいます。その点では同じ
目的ではないでしょうか。
共産党市議員団としても、現場の実態やお声をまとめて聴かせていただける貴重な時間で
す。引き続きともにがんばります!