新型コロナウィルス対策について市長への申入れをしました②

2月21日石川県で新型コロナウィルスの初の感染者が確認されて既に4人となりました。これ以上の拡大を防ぐための検査、医療体制の強化、予算措置を緊急に求める申し入れを金沢市長に行いました。

2020年2月25日

金沢市長 山野 之義 様

新たな局面を迎えた新型コロナウィルスによる肺炎(COVID19)に対する
予算措置など緊急対策の申入れ

金沢市議員 森尾 嘉昭
金沢市議員 広田 美代
金沢市議員 大桑 初枝
金沢市議員 玉野  道
金沢市議員 熊野 盛夫

 石川県は、24日夜、新たに、50歳代の女性と60歳代の男性が、新型コロナウィルスに感染したことを明らかにし、これまでの感染者が4人となりました。21日に感染が確認された50歳代県職員男性の家族である10歳代の男性の感染が確認され、この息子さんが、金沢市野田中学校の生徒であることから、金沢市教育委員会は、同中学校を2週間、休校することを発表し、昨日、保護者説明会を開きました。
 本市で新型コロナウィルスによる肺炎(COVID19)の感染者が相次いで、確認され、人から人へと感染の広がる「市中感染」の段階とも言える新たな局面を迎えています。
 市民の命と健康を守る上で、感染防止対策と医療体制の充実に向け万全の対策が求められています。市長を先頭に全庁挙げての対策を求めるものです。

  1.  市長を責任者とする対策本部のもとに、専門家会議を立ち上げ、知恵を結集して今後の対策を協議し、全庁挙げて具体化をすすめると共に、そのための予算措置をとること。
  2.  市長から、市民への呼びかけを検討すること。
    この中で、第一に、市民に、冷静な対応と感染予防対策に取り組むことを呼びかけると共に、正確な情報提供を行う事を表明する。
    第二に、市内での感染の確認を受け、本市としての行動指針を検討し、明らかにする。たとえば、100人以上の集まりを自粛する。介護施設、障害施設、保育所など子どもに関係する施設などでの出入りの規制。こうした点を検討し、市民によびかけること。
  3.  金沢市保健所の体制強化を図り、電話の増設、24時間の電話受付を行う。検査体制の充実を県に求めると共に、簡易キットの開発、民間での検査体制など県を通じて国に求めること。また、マスクなどの資材の確保を緊急に国に求めること。
  4. 金沢市立病院での感染患者の受け入れ体制を強化するため、体制の充実を図ること。また、医療機関での診療確保のために、市医師会とも協議し、体制充実の支援を行うこと。
  5.  市立美大、市立工業高校、小中学校、保育所などでの感染予防対策を具体化すること。また、卒業式、入学式についても検討を行うこと。
  6.  企業などに対して、感染予防対策強化を呼びかけ、影響のある企業に対して、支援策に取り組む。 以上

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