新型コロナウィルス感染者の急増に対し緊急対策を検討するよう申入れ⑧FAXにて

2020年4月11日

金沢市長 山野 之義 様

新型コロナウイルス感染者の急増に対し
緊急対策を検討するよう申し入れ

金沢市議会議員 森尾 嘉昭
広田 美代
大桑 初枝
玉野  道
熊野 盛夫

 10日県内の感染者が19人確認され、これまでの感染者は、92人となりました。会見した知事は、2か所でクラスター(集団感染)の発生となり、国に対策班の要請を行ったことを明らかにしました。10万人当たりの感染者数は、石川県が5.77人と全国4番目に多く、東京都の9.75人、大阪府5.96人に匹敵する事態となっています。
 金沢市では、これまでの感染者は、63人となり、10万人当たりの感染者数は、13.58人と非常多い人数となっています。
 こうした事態を受け、今後の対策を緊急に検討する必要があり、以下申し入れます。

  1. 感染拡大防止への緊急対策を検討すること。
    専門家による意見を集約し、今後の対策を早急に検討し、市民と議会に明らかにすること。
  2. 自粛と支援の検討を進めること。
    • 市民に対して外出自粛を要請すると共に、接待を伴う飲食店で感染が疑われる事例が多くみられることから営業の自粛要請を検討すること。
    • 支援策とし、山梨県富士吉田市では、全市民に1万円の「コロナ撲滅支援金」として一律支給を打ち出しました。埼玉県川口市では、小規模事業者に一律10万円の支援金の支給を打ち出しています。東京都では、休業要請に対して、支給額は、一か所50万円、2店舗以上有する場合は、100万円を支給するとしています。これらを参考に本市として検討すること。
    • 企業など事業所に対して、テレワーク等への切り替えや、研修会、歓迎会、検診等人が集まったり、交流する機会の延期・中止の検討をしていただくよう要請すること。
    • 学童保育、保育園などについて実状に応じて、利用や登園の自粛などについても相談・対応し、その際、保護者への休業補償など支援を行なうこと。
  3. 検査と医療体制の強化を進めること。
    4月9日の申し入れで4点を提案しました。具体化を進めてください。
    • 本市保健所での相談・調査業務が増加し、今後も増加することが予想されることから、体制の強化をはかること。
    • 検査体制は、抜本的に強化し、駅西保健所でドライブスルー方式での検査ができるように準備を進める。
    • 現在、指定医療機関は、県立中央病院に2床、市立病院に6床となっており、感染者増加に対応することはできません。したがって、市内医療機関に於ける入院確保を急ぐこと。その際に、財政的な支援を行うこと。
    • 3日の厚生労働省の方針から感染症の軽症者に対して、自宅での療養などが打ち出されました。本市での対策として、軽症者を受け入れる宿泊施設などの確保を検討すること。その際に、財政的な支援を行うこと。

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