2020年12月15日
金沢市議会議員 広田 みよ
私は、上程されました議会議案第24号松村理治議員の議員辞職勧告決議について提出者を代表し、その提案説明をいたします。
本市議会は、今年6月と9月の定例月議会において、松村理治議員の議員辞職勧告決議を可決いたしました。多くの市民は、本人のとった行動に照らし、議会決議を真摯に受け止め議員辞職するものと理解しています。にもかかわらず、松村理治議員は決議を尊重せず、議員辞職を拒否し続けています。
そもそも、この問題は、松村理治議員が、自ら新型コロナウイルスに感染し退院した後、医師から自宅療養を伝えられていたにもかかわらず、石川県が営業自粛要請を行っていたパチンコ店に出向き、複数回にわたり遊戯し、一方では所属する常任委員会を欠席していたことから、こうした行動が公人である市議会議員の立場からすると著しく不適切な行動であるとして全国ニュースにも取り上げられ批判を呼び、市民から600を超える電話やメール、陳情などが市議会に寄せられたものです。
本市議会基本条例では、議員は、「高い倫理観と品位を保持し、議員として誠実かつ公正に職務を遂行する」としており、この点に照らしても、松村理治議員の行動は、許されるものではありません。したがって、本市議会として市民からの信用と名誉を回復する立場から、本人には、強い反省を求めるとともに、自ら市議会議員を辞職することを勧告したものです。
2度にわたる本市議会の議員辞職勧告決議を可決したにも関わらず、本人がこれを真摯に受け止めておらず、本市議会が何もしないとするならば、いわば風化させることになりかねません。よって、3回目となる松村理治議員の議員辞職勧告決議を提案いたします。
議員各位のご理解と賢明なる判断を求め、提案理由の説明といたします。