金沢市議会3月議会 代表質問
日本共産党金沢市議会議員 森尾 嘉昭
私は、日本共産党市議員団を代表して以下質問致します。
最初の質問は、野党が共同提案した安保法制廃止法案と憲法と平和を守る取り組みについてです。
憲法に真っ向から背く安保法制が強行に成立してから5ヶ月が経過しました。憲法守れ、安保法制廃案を求める世論と運動は粘り強く全国に広がっています。こうした中、去る2月19日5つの野党党首が会談し、安保法制いわゆる戦争法を廃止する法案を国会に提出ことを確認すると共に、次の4点で合意しました。第1に安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を共通目標とする。第2に、安倍政権の打倒を目指す。第3に、国政選挙で現与党およびその補完勢力を少数に追い込む。第4に、国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行う。との4つが確認されました。
こうした野党合意について、作家の瀬戸内寂聴さんは「『戦争法』に反対する人は、国民の中では多数です。だけど、政治の世界ではそうならないのは、野党がバラバラでたたかっていたから。野党が団結しない限り『戦争法』を止めさせるのは無理です。道は野党共闘しかない」と述べ、さらに、「野党が団結したことは歴史的意味がある」として「日本の未来に希望が持てるようになってきた」と語りました。憲法学者で慶応大学名誉教授の小林節さんは「野党5党がそろって、選挙協力を始めることになったことを高く評価したい」と述べ、「かつチャンスができた」と語りました。憲法を守り、平和な国づくりをとの願いがいよいよ政治を大きく動かすチャンスが到来しました。私どもは、誠実にその実現に向け奮闘する決意です。