議会議案第1号意見書 提案理由
日本共産党金沢市議会議員 森尾 嘉昭
私は、日本共産党金沢市議員団を代表して、議会議案第1号尖閣諸島、竹島をめぐる領土・領有問題に関する意見書の提案理由の説明を行います。
尖閣諸島をめぐって日本と中国との間で対立と緊張が高まり、深刻な事態が続いています。こうした中で、先週9月20日わが党は、政府に対して提案と申し入れを行いました。その主な内容は、尖閣諸島の問題を解決するためには、政府がとってきた「領土問題は存在しない」という立場をあらため、領土に係わる紛争問題が存在することを正面から認め、冷静で理性的な外交交渉によって、日本の領有の正当性を堂々と主張し、解決を図るという立場に立つべきだというものです。
翌日21日には、わが党の志位委員長が駐日中国大使と会談を行いました。この中で、志位委員長は、尖閣諸島に対する日本の領有権の正当性を主張するとともに、両国間に領土に関する紛争問題が存在するという立場に立って、冷静で理性的な外交交渉を通じて問題の解決を図ることが必要であることを述べました。 … 続きを読む →