12月議会 一般質問
広田 みよ
わたしは日本共産党の一員として、以下数点にわたり質問いたします。
①保育園・学童保育の現状と子育て新支援制度の問題点について
まずは、保育園・学童保育の現状と子育て新支援制度の問題点についてです。
全国的に子どもの数は減少していますが、賃金の減少や働く女性の増加、長時間労働、核家族化、地域コミュニティの変化により、保育園や学童保育の需要は増え、増設・整備が求められています。本市もこの間、保育園の入所希望が年々増えるなど、「男女共同参画」時代において、保育園や学童保育など子育て支援事業を充実させることは女性の社会進出にとっても重要です。
しかし、民間にビジネスチャンスを与え、国の負担を減らすため、国会では子ども・子育て新システムが拙速に決められ、消費税率10%とセットで2015年の実施をめざしています。しかしその中身は、認可保育所の増設や環境整備という根本的な解決は図られず、これまでとられてきた企業参入の解禁や保育所入所定員の弾力化など規制緩和による対策にさらに拍車をかけることが懸念されています。
本市はこの新制度について検討する「子ども・子育て審議会」の第1回目を先月末に開いたところです。
●構成メンバーについて現場の方から、関係者や公募を多く入れてほしいという要望が出されていました。
実際決まったメンバーや会議の構成、公募の方は何名なのか、今後のスケジュールについて明らかにしてください。
●また先日子育て世代に行ったニーズ調査についてはどのように活かし、地域に反映させるのでしょうか。結果を地域の保育部会や現場にも降ろしフィードバックする必要があると思いますがいかがですか。
先月、保育士や保護者などが子育て支援策の充実と保育・学童保育の予算増額を求めて要望書と賛同署名3426筆を市長あてに提出しました。
また、社会福祉協議会の保育部会からも、新制度の充実を求め要望書が議会に出されています。
本市は市民や保育関係者の声をしっかり受け止め、児童福祉法に示された保育実施責務を果たすために力を尽くさなくてはなりません。 … 続きを読む →