トピックス

6月議会質問

升きよみ

幾つかの点で伺います。

1.まずは、公共事業の発注と公契約条例制定等に関してです。

膨大な借金を作りながら、大型公共事業を進め、国の緊急経済対策の効果を地域経済に最大限波及させるとして、本市は、年間180億円程度の公共事業費を見込み、今議会の予算でも、防災まちづくりや街路新設改良などの整備や河川改修、道路橋りょう補修事業等の発注が予定されています。当局はきれめのない執行に全力を挙げるとして、3月4月には昨年の2倍の事業発注をされたとの事です。果たしてこの効果が、地元の企業や末端下請業者や労働者に生かされているのかが問われてきます。受注して仕事にありついたとしても実際に仕事にならない、人手の確保が出来ない等、新たな問題が生じております。原因は長い間賃金を下落させ、最低限の社会保険すら適用されない劣悪な労働条件のまま放置してきたことなどにあります。即ち、この間、大手による低価格競争が常態化した中で、地元業者の方々には、低単価が押し付けられ、2次、3次の下請、即ち重層下請による下の部分、末端下請がより一層過酷な状態になっております。

低価格入札が労働環境悪化と事業の品質の低下をもたらし、地域経済の健全な発展を損なうものになっていることが、厳しく指摘されてきました。建設業界では肝心の技能労働者の人手不足が深刻化していることに、国は対応を迫られ、3月末には労務単価の引き上げを実施、更に原材料高騰に伴って最低制限価格の引き上げ等をもって、入札契約制度の改正が行われました。

そして国交省は、技能労働者への適切な賃金水準の確保に係る「要請の通知」を自治体や建設業界等に出しております。それも、労務単価については「社会保険に未加入の者が適正に加入できるよう、法定福利費(本人負担分)相当額を適切に反映している」と注釈まで付けております。

① そこで、あらためて契約先の事業者において、真に適正な賃金・報酬の支払いがなされ

ているか、また前渡金の支払が適切に行われているか等、契約上の内容が下請労働者まできちんと履行されているのか、この際総点検が必要と考えますが、どの様に臨まれ、検証されているのか御当局より御答弁ください。

② 今回の特例措置は、本市の4月1日以降分に契約締結する工事等のうち、平成24年度の労務単価等を適用した契約について、単価引き上げを行うものですが、これを現在継続中の工事(例えば耐震工事等)にも適用させる必要があると考えますが、その点も併せ御答弁ください。

③ 最も公契約に関して、適正価格での発注、不良事業者の排除、適正な賃金報酬の支払い、雇用保障を行うこと等を義務付けるには、国の責任で行うことが要であると考え、公契約法の制定こそ必要と思いますが、市長もそのお考えをお持ちですか。ぜひ公契約法制定に向けて国に働きかけていただきたく思います。更に地元中小業者と下請労働者を守る立場をお持ちなら、国を待つまでもなく、自治体の実施が必要と考えます。既に川崎市、多摩市、相模原市等と、このところ急速に条例制定が広がっておりますが、本市での条例制定こそすべき時と考えます。

市長のお考えを伺います。

2.次の質問は、子育て支援、保育料(幼稚園、保育所)の負担軽減策に関してです。

労働者の平均賃金は、年収300万円から500万円、非正規なら150万円から200万円、少し優遇されている人は、200万円から300万円、従って平均賃金は約250万円と言われています。

こんな実態の中にある勤労者の生活状況は深刻で、悲鳴が上がっています。特に若い子育て中の勤労者にとって、保育料の負担は耐え難い現況にあることは言うまでもありません。

① ところで、去る6月1日に、「文科省は、来年度から、幼稚園の無償化を実施することにし、現行の所得制限を撤廃し、兄・姉が小学3年生以下であれば、第3子以降は全て無償とし、第2子は、半額補助。生活保護世帯は第1子も無償化の対象とする。」と発表しました。それ程に、若年層はもとより、万人が少子化対策、子育て支援には、保育料や医療費の無料化を求めており、それに応えねばならぬ環境にあり、今日、政治的な課題となっております。

② そこで、本市の保育料についてお尋ねします。特に保育所の保育料について、永い間「保育料が高い!引き下げを!」と私達は主張し続けてきました。先進ヨーロッパ諸国等では幼稚園、保育園の子ども達の保育料無償化は、医療費の無償化と共に実施されていることから比べて、日本の子育て支援が自治体や個人任せとなっており、政府のお粗末さに憤りながら、それでも、最も身近な地方自治体が責任を果たすべきことを求め、本市の保育料引き下げを要求してきました。特に、常々積極的な保育行政を進めているとおっしゃってきた本市で、保育料の高いことは決定的な問題であり、度重ねて改善を図るよう指摘してきました。しかし乍ら、近年政府が、児童福祉法を改悪し、保育を国と自治体による保障から、保護者の自己責任に変えていく方向にあることは、とても許されない事です。真に子育て支援をしようとするなら、乳幼児の生活と成長を保障するため、そして、若年夫婦の子育て支援の為に、国や自治体が責任を持って公費負担を行い、保護者の負担軽減・保育料の大幅引き下げすべきであり、そのことを度重ねて申し上げてきました。しかし、前市長時代から当局は、市費負担が多いことを理由に、引き下げを拒み、なんと15年間据え置いたと強調され続けてきました。山野市長も又、市費負担約12億円近い(11億6400万円)とおっしゃっ

て、この2年間保育料の引き下げをなさらずにいます。市当局は、ともかく毎年(15年間)保育料は据え置いたとさかんにおっしゃいますが、子育て中の親達にとっては、高い保育料の支払いは変わることなく家計の重い負担となっております。ちなみに、共働き家庭を直撃している若年世帯のD1からD7階層の保育料に至っては、3歳以上児21,500円から27,800円。未満児は29,500円から次々と高くなり、42,700円から小刻みしながらも上がり、最高46,300円となっています。2~3か月滞納すると、あっという間に10万円近くになり、払えない環境となっていく状況にあります。このところの未納者が生じる要因の一つに、高くて払えない保育料となっていることも否めません。それでも、全国の各自治体と比較して、本市の保育料収納率97%は、高い水準にあり、真面目に保護者は、高い保育料に悲鳴を上げ乍らも支払っている現状です。今成すべきは、切実な要望である保育所の保育料の引き下を実施することです。とりわけ、乳幼児の教育や保育において施設運営や保育条件・環境にあって格差の拡大をもたらすことがあってはならないのは、当然至極です。

あらためて今日、保育料の無償化が叫ばれる時、特に3歳未満児保育料をはじめとした、思い切った引き下げを実施するおつもりはありませんか。

③ 市長!市長は「子育てしやすいまちを目指す」と「子育て支援に力を注ぐ」と言われ、若い方々が期待を寄せておられますが、保育料引き下げの決断をされるおつもりがないか御所見を伺います。

3.質問の第3点は、近隣自治体における大規模商業施設の進出に関する件です。

北陸新幹線開業を前に、如何にして、まちの魅力と活力を高めるか、現下の大きな課題として、市長はそれを繰り返し言われ、市政の柱に位置付けられておられるようですが、安倍首相のアベノミクス同様、期待感強いものの、先行き見通しがたたず、市民の生活と営業の不安が日々増し、実際は殊の外厳しい現状にあります。これ迄も、幾度となく我が党は、「大規模商業施設の出店攻勢が他都市よりも強い中で、本市商業は極めて深刻な事態。そしてその誘導を行政自らが区画整理事業等の呼び込み等で進めてきたことにある。」と指摘してきました。が、この度またまた、隣接自治体である小矢部市に大企業三井不動産による80から100店舗を備えたアウトレットモールが、2年後に開業進出する。又、野々市市にアメリカ本社の大型会員制卸小売業で、家庭に必要なものを全て取り揃える倉庫店のコストコが出店予定と聞きます。

北陸初のアウトレットモール進出で新規雇用が生まれる、地域経済が豊かになる等、バラ色かのように言われていますが、果たしてそうでしょうか。先日私は、三井アウトレットパークの滋賀竜王町に視察をしてまいりました。ここは、西武資本の保有地を中心にしたもので、竜王町自身が誘致をしたものではありません。新たな雇用創出は県内で1,200人程度、そのうち竜王町は8%約100人程採用となりましたが、そのほとんどがパートの方達だそうです。富山、石川、関西近県から年間4~500万人近いお客さんが来られ、土日は14,000台の車が入り、その異常さに町民は驚きながら、一方、税収は固定資産税が約1億円と少なく、ごみや下水道、交通渋滞と環境問題が生じていることや、このお客さんがアウトレットから直通で帰路に着かれるのを、どう町に引き止め、つなげるか苦悩されている様子等、色々御報告がありました。最も商業的には、当該自治体より、大津市をはじめとするその周辺自治体の商店、百貨店などに影響を及ぼしているようでした。さしずめ、今度の小矢部の出店となると、金沢では、駅前フォーラスや香林坊のファッションビルや109、アトリオ、竪町等に影響が生じかねないと思って帰ってきました。

今回の三井のアウトレットパーク、コストコといずれも巨大な大資本による商業施設が出店することに対し、新自由主義、競争社会ゆえ出店を食い止めることはできないとしており

ますが、少なくとも、巨大な商業施設の出店には周辺自治体とも事前協議などあって然るべきと思いますが、経産省を通してでも国側に、働きかけるべきではありませんか。

先日、私は前市長の最近発行の本を読みました。その本で、これからの金沢を進める施策の第一に郊外における大型店の出店抑制を挙げ、それには国レベルの取り組みも必要であり、遠慮せず、国にも申すべきと書かれておりました。ご本人が進めてこられた政策の誤りと問題をこのような形で表現されておられるのかと思いますが、あらためて、山野市長に伺います。

市長はこれまで、大規模小売店舗と小売店舗が共存できるよう努めてまいりたいとおっしゃっておられましたが、そんな共存共栄できる環境と御認識ですか。どんな共存共栄の道をお考えか率直なお考えをお聞かせ下さい。

周辺自治体の大規模な商業施設の出店の影響と対応策をどのようにお考えですか。

本市のまちの魅力と活力、個性を高める、どんな対策をお持ちかお示しください。

4.質問の第4に、片町A地区第1種市街地再開発事業についてお尋ねします。

本事業はラブロ片町の大和社長を片町A地区再生推進協議会々長として立ち上げ、その後再開発組合方式によって、地区面積0.6ha敷地面積4,660㎡を、愈々、地上5階建、駐車台数5台をもって施設建築物として整備する方針をもとに、都市計画審議会に付され決定されました。そこで先ず、①権利者の状況と、事業完成年度はいつになるのか。及び事業計画に基づく事業費全体の想定見込みを、明らかにしてください。②また、現在ビル前にはバス停が存在し、公共部分が多くあります。今後の整備計画、関係機関との協議方向をお示しください。従前の再開発事業においては、権利者の方が地区外に転出される方がよくありましたが、地元の方々がこの地で商売してこその再開発だと思います。

今回のラブロ片町は昭和30年代の老朽建物で防災上の不安が大きいことから建替え整備が迫られておりました。本来なら個別ビル毎に建替え等が検討される方法もあったかと思いますが、新たなる公的資金投入による再開発事業として進めていく事になりましたが、周辺には同時代の建築による民間老朽ビルが並んでおります。防災安全上、ビル所有者の方々からは不安を抱えていると言われますが、今後もこうした公的資金投入による手法をおとりになるのか伺っておきます。

5.質問の最後に、金沢市の「緑の基本計画」に関して伺います。

本市は、昭和49年、緑の都市宣言を議決しています「緑は、すべての生命の根源であり、自然の健やかな脈搏そのものである。人類の生存と繁栄のために、失われゆく緑を回復し、保全し、発展させ、かけがえのない自然を守り続けたいと願う。」云々この願いを込めた宣言をもとに、ひと、まち、文化、歴史が織りなす緑あふれる都市づくりを掲げ、緑の基本施策と計画を平成10年から進め、20年には更にみなおしを行って平成37年までの17年間の実施計画を明らかにしています。

それによると、総合的な緑地の配置と緑の将来像を描き、金沢城公園、兼六園周辺緑のシンボルゾーンの充実や金沢の重要な景観特性である斜面緑地、背後に広がる台地の緑を保全することや都市公園の整備と充実、市街地及びその周辺における緑の環境づくりに、全市的な視野に立って、市民、企業、行政の一体的な協力体制で緑化活動を行うことを明らかにしています。

① 市長は、先ずこの計画に基づいて、積極的にみどりを保全拡大していくお立場か基本的なお考えを問うものです。

こうした崇高な目標を掲げている本市ですから、最近の中央公園の緑地整備等にあたって緑が失われることに、市民の関心がつよく示されたこともうなずける状況であり、又、寺町河岸段丘斜面緑地における「民間ブライダル施設建設」に伴う市文化財庭園の樹木伐採等についても、重大な関心が寄せられるのも当たり前です。

特に中央公園は、都市公園緑地広場の地区公園であり、敷地の50%以上を緑化目標としております。この目標の到達状況は如何ですか。又、辻家庭園は斜面緑地保全条例から見て、どのように判断されておられますか。

② 市長!管理運営の主体が石川県であったり、民間所有者であっても、緑の環境を守り、活かし、次代に息づく豊かな緑を育てるとする都市づくりに心を寄せ、本市としての計画実行に当たろうとするなら、市民の声が届けられて然るべきであり、又、こうした目標や市独自の計画や条例から見て如何か。具体的にどのような協議があり、御認識されておられるのか明らかにしていただきたいと思います。お伺いします。
 

6月議会質問

広田みよ

私は、日本共産党市議員団の一員として以下数点にわたり質問致します。
○アベノミクスと本市経済について

最初の質問は、アベノミクスと本市の経済についてです。
安倍政権の発足から6か月が経ちました。マスコミでは「アベノミクス」で景気回復と騒がれましたが、市内の中小業者、商店街、卸売業者などお話を伺うと、「アベノミクスで恩恵なんてここまで来てない。」「むしろ円安で大変」という声もあります。労働者の賃金も上がることはなく、とある市内の食品会社に勤める方は「原材料の小麦粉が値上がりして商品に転嫁できず、給料が5万円減らされた」と言います。燃料費の高騰で漁に出られないという深刻な状況もあります。株高で潤う高所得者の消費は増えているものの、労働者の所得は名目でマイナス、設備投資や雇用も増えていません。一方で、株価の上昇により巨額株を保有している大資産家・大企業は莫大な利益を手にしています。大企業1200社のうち84%以上が内部留保を増やしており、増加額の合計は約15・7兆円にものぼります。そしてついに懸念されていた株価のは急落、乱高下し、バブルの崩壊がはじまっています。
市長!市長は、「所信表明の中でアベノミクスが功を奏し、曙光がみえはじめている」とおっしゃいましたが、それはほんの一握りの資産家、大企業のことなのでしょうか?依然として変わらない市民生活の苦しさをどう認識されているのか。アベノミクスへの評価・認識を明らかにしてください。
アベノミクスの3本の矢には国民の所得を増やす矢は1本もなく、大企業大資産家優遇策そのものです。しかも、消費税増税と社会保障改悪の2本の毒矢も待ち受けています。経済と財政を再建するというなら、まずアベノミクスや消費税増税、年金引き下げ、公務員の給料減らしをストップするべきです。そして以前から70万円も下がった国民の賃金引き上げ、安定した雇用の拡大で国民の消費を増やし、また中小企業の仕事を増やす政策に転換することが必要と考えますが、市長の見解を伺います。
 中小企業をめぐっては、金融円滑化法が3月末で打ち切られたことにあわせ、資金繰りに困った中小企業がサラ金にまで頼らざるを得ない実態もあると言われています。そこで、金融円滑化法失効後の本市中小企業への影響や実態は把握されているのかお答えください。また今年度予算で、金融円滑化法に代わって本市が行っている中小企業振興特別資金について、これまでの実績と今後どのようにすすめていかれるのか教えてください。そして、市長!アベノミクスどころではない、円安や消費税増税、単価たたきで悲鳴をあげる本市中小企業の実態をしっかり把握すべきと考えますがいかがですか?

○憲法と大阪市長の慰安婦発言について

次は、憲法と大阪市の橋下市長の慰安婦発言について市長にお伺いします。
今、日本国憲法第96条に規定する憲法改定の発議要件を緩和して、衆参両院の総議員の3分の2以上の賛成から過半数の賛成に引き下げようとする動きがあります。しかし、憲法は、国家の重要な基本原理を定めた規範であり、基本的人権を擁護するために国家権力の乱用を防止するものです。その時々の政府の考え方によって安易に改定することは許されません。この96条の改定について市長はどのようにお考えですか。そして、自民党が昨年4月に発表した改憲案についてですが、憲法9条2項を削除し、国防軍を書き込むだけでなく、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」とした憲法97条を全面削除することは重大な問題です。さらに憲法を、権力を縛るものから、国民を縛るものへと根本的に変質させるものです。
市長!憲法を守る立場である市長として、現憲法にどう向き合うのかお答えください。      
次に大阪市長・橋下氏の発言についてです。
「日本維新の会」の共同代表で大阪市長でもある橋下徹氏の、「慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」という発言は、人間の尊厳を踏みにじる発言であり、人として、市長としても最低の発言です。「戦場に駆り立てられる男のすさんだ気持ちを、女の犠牲でまぎらわせろというのは、人を駒としかみない権力者の発想です。女性蔑視と言うより人間蔑視です。」作家の吉永みち子さんは話します。
また本市は、蘇州や全州など多くの姉妹都市と歴史や文化を認め合う友好関係をさかんに進めています。今回の発言は姉妹都市と本市との関係にも大きな障害をもたらしかねない重大な問題です。
市長!橋下大阪市長の一連の発言について市長の立場と認識を明らかにしていただきたいと思います。

○競輪場外車券売り場設置に関わる同意書ついて
次は山野市長ご自身の問題です。
大徳の競輪場外車券売場設置に関して、市長が業者との設置同意書に捺印した問題。3月議会終了の翌日に新聞報道で明らかになり、それまでの1年8か月間は、議会も住民も知らされずに、住民は署名運動、議会では議論や採決を行っていたのです。しかも、その同意書は不受理ではなく経済産業省の審査にかかっていたという詳しい内容も、わが会派で経産省へ出向いた中で明らかになりました。
市長!市長はこの間「軽率だった」と繰り返すだけで、本議会の所信表明でも一言もお触れにはなりませんでした。それくらいの反省の程度だったのでしょうか。あなたが市長になって以来、議会の意思は住民の意思と言い続けていたにも関わらず、同意文書に捺印し、1年8ヶ月隠すという市民と議会を欺いていた重い責任はどうとるのでしょうか。「軽率だった」だけでは済まされない重大な問題です。本会議場ではっきりご発言ください。

○生活保護基準の切り下げについて

2点目に生活保護について質問いたします。
アベノミクスの暴走の中で、政府は国民の困窮には目を向けず、生活保護費を減らすことに執着し、生活保護の改悪を続けています。8月からは生活保護基準の切り下げが既に予定をされ、本市でも本議会に生活保護システムの改修という名目で予算が計上されました。水際作戦の合法化や扶養義務を強化したり、自治体の調査権限を強めるなど、生活困窮者を追い込む手はずも準備されています。
 このような生活保護基準の切り下げや水際作戦の強化などによって生活保護を受給しにくくすることは大問題です。また、本市のすでに生活保護を受給されている方にどのような影響を及ぼすのか大変危惧をいたします。具体的にお伺いします。まず、切り下げの影響を受給世帯のうちどれだけの世帯が受けるのでしょうか?また3年間の段階的な切り下げの中で生活保護を受けられなくなる方は出るのかどうか。あきらかにしてください。
 そして、生活保護基準の切り下げは、生活保護だけでなく就学援助や法外援護、最低賃金などさまざまな制度に悪影響をもたらします。就学援助など本市独自の基準の制度は、「できる限り影響を受けないようにする」と3月議会で答弁がありましたが、基準が示されて今、その方針はどうなるのか、就学援助と療養援護についてそれぞれお答えください。
 市長!市民が大変な時に、国で決められたからといってそのしわ寄せを市民におしつけること、そしてその影響をどのように考えておられますか?

○保育所の待機児童について

次は待機児童についてです。横浜市で保育所待機児童がゼロになったと報道がされました。認可保育所を144カ所も整備したといいますが、そのうち利益を出して株主に配当することが目的の株式会社が6割を占め、園庭のない駅の高架下やビルの中に多くの保育所が開設されています。また保育士さんの年収も平均200万円足らずと低く抑えられています。これが横浜市が認可した保育園の姿です。そして認可外施設にも多くの子どもが入っており、この数は待機児童にはカウントされません。
本市ではこの間、待機児童はいないとしてきました。しかし、実態は「探したけれど見つからなくてあきらめた」「保育園が決まらず就職の内定を取り消され、ハローワークからも保育園を決めてから求職に来るように言われ、保育園からも仕事を決めてから入所希望を出すように言われた」などの事例があるのが実態です。なぜ、この方々がカウントされないのでしょうか。それは本市の場合、保護者が直接、地域の保育園などに相談に行き、入れそうなら入所申し込み所を出すという仕組みだからです。よってスタート人数を把握せずゴールした方々だけを見て全員ゴールしたと捉え、厚生労働省に待機児童ゼロと報告しているからです。それには、地域性と歴史的経過もあるように思いますが、本来市が責任をもって入所の采配をする業務を保育所が肩代わりしていることに他なりません。待機児童を正確に把握するためにも、保護者やお子さまに寄り添ううえでも、埋もれている入所できない方々の実態を掴むことが本市の当然の責務と考えますがいかがですか?
また認可保育園に入れないからとりあえず認可外保育園に入ったというお声も聴いています。待機児童の指標となる認可外保育園は現在いくつあり、利用児童は何名いるのか明らかにしてください。
保育は自治体に実施責任がありますし、女性の社会進出、母子父子の孤立を防ぐためにも、そしてなによりお子さまのために、本市が保育環境を整えるのは急務です。
そして、見逃してはいけないのは待機児童の根本には国の補助があまりにも少なく、保育士の賃金が安くて続かないという問題もあることです。保育士が足りなくてお子さんを受け入れられないという声も現場から上がっています。そこで、今年度保育士さんの賃金を上げるために処遇改善交付金が国から出されることになりましたが、暫定的なものです。ぜひとも、国に延長を求めていただきたい。市長にそのお考えがないかお答えください。
また抜本的な保育への充実のために声をあげる必要があります。安倍内閣は「待機児童解消プラン」を掲げ、5年間で保育所の受け入れを40万人増やすとしています。そのために保育所面積や保育士の配置基準引き下げという規制緩和を行い、利益優先の株式会社の参入をいっそう進めようとしています。
しかし、本市は国の基準を上回る基準があります。市長!利益優先の保育ではなくお子さんと保護者に安心安全の保育を行うため、今の基準を後退させることなく充実させる方向ですすめるべきと考えますがいかがでしょうか。

○公園整備について

次は公園整備についてです。
県の中央公園については工事を着手する直前に、その事実を知った県民の思いが吹き上がりました。ほとんどの方が中央公園整備計画事態を知らず、県議会議員でさえ内容もわからないまま議会を通過したとのことです。木を切るか切らないか以前に、情報公開、市民の議論の場が不足していることが明らかになったのではないでしょうか。本市でも玉川公園や城北市民運動公園など、公園整備が予定をされています。玉川公園は近隣町会で住民説明会を開いたところかと思いますが、その説明内容と結果はどうだったのでしょうか、また広く市民への説明と意見交換を行う必要があると考えますが、どのようにすすめるおつもりかお答えください。 
また、城北市民運動公園に増設予定の屋内プールについてです。地下1階地上3階建ての、飛び込みプールに50m、25mプール、観客席2500を兼ね備えた国際レベルの大変おおがかりなプールです。しかし、この計画は昨年の8月にプロポ-ザルで基本計画の契約が成立した後に内容を大幅に変更したものです。25メートルプールがひとつ加わり、観客席も1000追加し、のべ床面積も9000から15500㎡に大幅に増えました。しかし、プロポーザルはやり直さずに進んできています。これだけ大幅に内容が変わったのですから、プロポーザルはやり直すべきではなかったかと考えますがいかがですか?
また、このプールは飛び込みやシンクロも含めアスリートが使い、国際大会にも応じる施設でありながら、市民との共存をコンセプトにしています。しかし、冷暖房や水の温度、手すりが少ないなど、一般市民とアスリートの共存をどのようにするかという工夫が必要となってきます。しかも、アスリートや大会と言っても国際レベルなのか、中高生などの一般アスリートのレベルを対象とするのか議論が必要です。本市でつくるのであれば、一般アスリートが利用でき市民も楽しめるコンパクトなものが求められると考えます。
また直接工事費で当初50億とされた予算も内容変更後どこまで膨らむのか懸念されます。今後、実施設計でつめていくかと思いますがそれらの点で、市民の意見や要望をもっと集めてすすめるべきと考えますがいかがでしょうか。

○原発について

さいごに原子力発電所に関してです。
平成23年3月11日、東京電力が起こした福島第1原子力発電所の事故は、炉心溶融と大量の放射性物質が放出される事態となり、未だに原子炉の中の様子を知ることはできず、安倍首相も今年の3月には事実上の「収束宣言」の撤回をせざるをえませんでした。ネズミが配電盤をショートさせて冷却装置が停止したり、汚染水貯蔵タンクに穴が空いていたりとお粗末な事故を繰り返し先行きが見えない中、約16万人もの福島県民が故郷を離れ、今ももがき苦しんでいます。
市長!そのような現実を目の前に、市長は今原発に対してどのような認識でいらっしゃるかお答えください。
政府や電力会社は「福島第1だから起こった」として、大井原発を再稼働させ、輸出までしようとしています。ご当地の志賀原発においても北陸電力は「活断層ではない」と原子力規制委員会に報告をしたところです。
市長!このような北陸電力の早急に再稼働をおしすすめようとする姿勢についてどう思われますか。
日本の原発はどこでも事故を起こす可能性があり、しかも志賀原発は、みなさんご存じの通り1999年には制御棒が勝手に抜け落ちて臨界事故を起こしていました。ところが、北陸電力は8年間の間隠し続け、この隠し続けた8年間の間に2号機の建設が認可されたのです。
臨海事故を起こしそれを隠し、毎年のように事故を繰り返してきている志賀原発はじめ、全国の原発。このことに科学者や住民運動は警告を出し続けたにも関わらず政府も電力会社も聞く耳をもってこなかったことが福島原発の事故を引き起こした最大の原因です。今でも官邸前や全国各地で毎週金曜日の夜は国民が声をあげていますし、金沢でも続いています。科学者も事故を食い止められなかった責任と反省を胸に、廃炉にするべき根拠を研究し発表しています。
市長!志賀原発を本市として廃炉にさせる決意をしていただきたい。
金沢は独自で水力発電もおこなっていますし、北陸は自然が豊かです。危険な原発から安全な再生可能エネルギーに転換していくことが求められていると考えますが、市長のお考えをうかがい質問を終わります。

再質問

①生活保護の基準切り下げにともなう療養援護も基準が下げられる。ということだが、厚生労働省のいう「できる限り影響を受けないようにしなさい」という点で食い違うがどういうことか。

②待機児については、27年度の認可制がしかれた場合についてお答えいただきましたけど、わたしが聴いたのは今現実に困っていらっしゃる待機児童のことです。その存在をどう考えるのか?どう対応するのかをお答えください。

石川県金沢市の大徳地区への競輪場外車券場誘致をめぐり、山野之義市長が開設に同意する文書に独断で署名していた問題で、日本共産党金沢市議団は18日、議会報告会を開き、この間の調査経過を市民に報告しました。問題は、2011年11月、2012年7月の2回にわたり、場外車券場の設置に同意する旨の書面に山野市長が独断で署名し、私印を押印したもの。これに対し、党金沢市議団は市長と関係者に議会での説明を求める運動や車券場設置の許可権限を持つ経済産業省への調査を進めていました。
報告会では、冒頭に森尾嘉昭市議が調査結果を報告。▽金沢市長の同意文書の印が公印であったなど「書類の不備」で経産省は設置不許可とした▽大徳地区での設置が断念されたとしても、市内の他地区で設置を求める動きもあり、引き続き運動が必要なこと―を説明しました。
結果説明後には、大徳地区で運動を取り組んできた「駅西地区を住みよい町にする会」の澤本裕子代表世話人が約4000人分の反対署名を提出した活動などについて報告。参加者からは「市長の行動は議会や住民の意思に反したもので許せない」「市は健全な社会環境を整備する宣言を出しているのに、それに反する施設を設置するのはおかしい」などと批判の声が相次ぎました。

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もりお よしあき

連絡先
〒920-0841 金沢市浅野本町1丁目15-41-8
電話&FAX 076-252-4236

現職
金沢市議会議員(7期) 日本共産党石川県委員、金沢地区常任委員、金沢北健康友の会副会長、新日本スポーツ連盟副理事長、原水爆禁止金沢市協議会副会長

プロフィール

1951年生まれ。東京教育大学卒。

ひとこと

市民の目線に立ち、その願いと声を届けます。

ホームページ
http://park.geocities.jp/morio_yosiaki/

新日本婦人の会金沢 支部、金沢生活と健康 を守る会、金沢民主商 工会の3団体でつくる「金沢教育運動連絡 会」は4月25日、金沢市に対し、就学援助制度の申請基準や助成金額の拡大、制度の周知徹底などを求める要望書を提出し、20項目の実現を求めました。就学援助の集団申請も行われ、母親ら25人が参加しました。

同連絡会では、40年前から就学援助制度の改善を求める運動を進めており、毎年春に就学援助や教育費の保護者負担の軽減を求める対市交渉を実施しています。

参加者らは、生活必需品の値上げや社会保 障支出の負担増などで、子育て世代の生活が苦しくなる中、就学援助の受給率増加が示すように支援強化が求められていると強調。申請 基準を現行の生活保護 基準の1.3倍から 1.5倍にし、支給額も拡大すること、教材費や部活動費への補助拡大などを要望しました。

応対した市の担当課 は、「現行の生活保護基準の1.3倍の申請基準を守っていきたい」と回答。国の生活保護基準引き下げに伴い、今後就学援助への影響が出るおそれがある点については、国の動向を見守る考えを示すにとどまりました。

金沢市では、近年児 童・生徒数が減少傾向にある一方で、就学援 助受給者数は大幅に増加。2012年度は全 児童・生徒数のうち19.22%が制度を利用し、受給者数は約7000人にのぼってい ます。

また、要請行動の前には、元小学校教諭の東孝二さん(いしかわ 県民教育文化センター 前所長)が「子どもの権利条約といじめ・体罰」と題して講演しました。要請行動には、日本共産党金沢市議団 が同席しました。
出典元『しんぶん赤旗』日刊紙4月27日付・東海北陸信越のページより

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