金沢市議会6月定例月議会
日本共産党金沢市議会議員 大桑 初枝
日本共産党の大桑初枝です。これまで多くの方々から、ご意見や要望を伺ってきました。
その経験を生かし今度は皆さんの声を議会に届けるため頑張ってまいります。
初めての質問の機会をいただきましたので、日本共産党の一員として質問させていただきます。
まず、介護の現状について質問致します。
私の許にヘルパーの方から次のようなお声をいただきました。
その方はご高齢の方の所で、週1回訪問介護を行っています。話し相手になりながらその方の健康状態のチェックを行い、精神的安定も図りながら仕事をするので、「実質プランの仕事をこなすのは少ない時間の中で大変だ」と、又、ヘルパーの経験の少ない人からは、「相手のケアをしながらどこまでできるか心配だ」と言っています。
ボランティアの方については、さらに深刻です。「資格を持ったヘルパーのように責任を持った持続安定した仕事ができるかどうか」と危惧されています。
このように大きな負荷がかかっている中で仕事をされているヘルパーさんやボランティアの方は大変苦労なさっています。
益々高齢化が進んでいく中でヘルパーさんの役割はきわめて重要になってきます。ヘルパーさんの人材確保に至っては、新聞報道にもありましたが現状では慢性的な人材不足に陥っています。2017年度から要支援の方の訪問介護、通所介護が地域支援総合事業に移行することになりました。新しい制度に移行するためには質の高いボランティアも含め、必要充分な人数を確保されなければなりません。
『長寿安心プラン2015』の中では、具体的な方策が示されていません。
ボランティアの人材確保ができるのでしょうか。
具体的な方策については、市民の皆さんが安心できるプランにしない限り2年後の市町への移行はできないのではないかと考えます。
体制ができなければ現行の事業による現行のままのサービスを受けることになるのでしょうか。
市としてどのようにお考えなのかお聞かせ下さい。